逃走

2003年8月31日
会いたいと願っていた
 
私の蒼い心をぶつけた人に
 
 
何かのきっかけで出会えるなら
 
色々また話したいと思っていた
 
 
それなのに
 
 
私はその人を偶然見かけた瞬間
 
見つからないうちに立ち去ろうとしていた
 
 
嬉しかったはずなのに
 
話しかけたかったはずなのに
 
私の中から沸き起こる蒼い感情は
 
私に異常なまでの哀しみを与え
 
いつもの私を奪っていた
 
 
以前の私を再び見せるように
 
私の背負った全ての感情を集めるように
 
過去に切り離したものが迫って来る
 
 
私は
 
私はまだ一人で立てない
 
 
もう誰にも助けを求めたりしたくない
 
これ以上
 
私が負担を掛けて潰したくない
 
 
潰れるなら
 
私一人で十分だ

暗部

2003年8月30日
急に湧き上がる思い
 
胸が締め付けられるような
 
何かを吐き出そうとするような
 
冷たいものが内で蹂躙するような
 
これらの感情は
 
私にとって懐かしいものだった
 
久々に会ったこれらの感情に
 
私は哀しみの中に愛しさを感じていた
 
私の一部が戻ってきたような
 
この感情が生きている証のような
 
そう
 
私の意識下の部分で何かを訴えかけるそれらは
 
私に再び涙という物を教えてくれるものなんだ

寄道

2003年8月27日
そこに行くことで
 
私の負担が一気に減る気がする
 
今まで目一杯に押し込まれたものが
 
ただそこに
 
目的である人に出会えたりするホンの些細な事で
 
何かが和らぐ気がする
 
だからまた
 
次もそこに行こうと思えるのかもしれない

2003年8月26日
期待せずに生きるということは
 
私には脱力感しか生み出さなかった
 
もうどうでもいい
 
そんな心は感情を眠らせ
 
ただ不快や恐怖から逃れようとするだけの
 
無表情でいつも何かに怯えている
 
臆病な人間になってしまった

2003年8月13日
辛い感情は
 
どんなにいつも心を殺していても
 
どんなに他の事は感じなくしても
 
この辛い感情からだけは
 
逃げられない
 
私は結局
 
失う一方だった

心境

2003年8月8日
昔のあふれるばかりの感情はどこにいってしまったのか

光を

2003年7月6日
あの闇に包まれた井戸の底に
 
澄んだ水が静寂の中沸いている
 
私はそれを知っていながら
 
それを見ることができない
 
光が届かぬ漆黒の世界は
 
私には不安の塊で
 
澄んだ水に届くまで見る事ができない
 
無理に汲み上げる事は簡単だが
 
それではなんの解決にもなっていないのだ
 
私にもっと光を見る力があれば

脱色

2003年7月5日
私は決めていた
 
独り暮らしをするに至って今までの自分を捨て
 
新しい感情を礎に生きようと
 
だけど
 
それは自分自身からの逃避で
 
今までの事を忘れようとしているだけだった
 
私は独り暮らしになってから
 
本当に無色だった
 
全ての事を跳ね除け
 
私が私であるために必要な黒い感情を宿さず
 
ただぼんやりと浮遊しながら生きている
 
それが良いのか悪いのか私には分からないけど
 
私は元の黒色に戻りたいと思う
 
それが私の場所であるように思うから

2003年7月4日
私は何の役にも立てず
 
私は自分の事だけで精一杯で
 
私は戻ることもできず
 
私はただ全ての事を投げやりに笑う事しかできず
 
私は私を嘲笑うことしかできず
 
私は 
 
私は
 
私はもう何も考えたくないんだ
 

文章

2003年6月25日
書いているのはいい
 
読み返すのもいい
 
それは私が心にした一面であるから
 
 
 
ただ
 
心に写らない空想でしかかけない分野の小説は
 
書いているうちはよくても
 
読み返す気は起こらない
 
 
だから私は
 
心から思うジャンルにしか手が届かないけれど
 
精一杯書こうと思うんだ
 
たとえそれが少し歪んでいたとしても

2003年6月20日
少しずつ傷つき
 
少しずつ直視できなくなっていき
 
次第に見えない状態になり
 
それでも傷だけはしっかりと少しずつ

 
 
気付いた頃には
 
その傷は深いものとなり
 
張り詰めた水風船のように穢れた膿で溢れていた
 
 
 
心という存在せぬ物体に惑わされる
 
 

それは全て頭で処理されていることで
 
その一部を心と呼んでいるだけなのに
 
この今にも吐き出しそうな感情は
 
心ではなく体で感じているのだろうか
 
膿で溢れたような苦汁の思いは
 
どこに蓄積されどこに影響を
 
 
 
あぁ
 
 
 
私は何を。。。

2003年6月19日
異常
 
そのことを認めているのか
 
いや
 
認めれば通常なのか
 
どちらにしても
 
私のような奇怪な思考を持つ男は
 
異常と定められ
 
そのように認知されたほうが
 
居心地がいいのかもしれない
 
私は私であり
 
異常である思考もまた私の一部であり
 
世間一般に飲まれるために通常のレッテルを貰うのは
 
あまりにも私には悲しいことなのだから
 
そう
 
私はいつからか異常であろう思考を私の中に置くだけでなく
 
広げることによって
 
私の羽を広げ休めている
 
それだけにすぎないのだ

2003年6月18日
自己満足と偽善心で全ては説明できる
 
そう奴は私に言った
 
俺は偽善者だし いい人に見られたいからそうする
 
私はそう言い放った奴に何故か信頼できると思った
 
ただその当時は少し変わってるとも思った
 
いや
 
今にしても十分変わってるのかもしれない
 
ただ思い返す私もまた
 
その言葉に影響されているのか
 
その言葉を聞いた数ヵ月後から奴と同じような考えを持っている
 
私は今も心を探している 
 
その動機は色々あった
 
苦しみ 悲しみ 憎しみ 恨み 狂気 
 
発端はこんなものだったかもしれない
 
今は主に恋愛を主としている
 
ただ
 
私の探し方は別に甘いものではない
 
欲求と離れた分野において恋愛は成立するか
 
いや
 
それは無理な話なのか
 
独占欲 見返りの期待 自分の場所 
種の保存 性欲 外面 求め合うこと 等等 
 
これらからかけ離れた上で成立するものなのか
 
しないとなれば
 
恋愛は美しく装飾された欲求の塊なのか
 
恋とはまた一種の憧れであり形が大事なのか
 
私はただこれらが答えであることを認めたくないだけ
 
そのためだけに答えを求めている
 
私自身 たぶん一種の幻想を抱いているのだろう
 
だから子供のように受け入れられないのかもしれない
 
ただもしこれらが該当してしまうなら
 
結局は全て格好と雰囲気で形成された欲求
 
そんなものに憧れや美しさを見出したのだろうか
 
私は私の答えが見つかるまで
 
もがきつづけるのだろうか
 
これらが答えである可能性を信じたくないのだから

2003年6月13日
あの時
 
素直にただ好きだと言えたら
 
あの時
 
悲しくても笑ってうなづけていたら
 
あの時
 
もっと時間があれば

不動情

2003年6月10日
いつのころから感情を気にせずに生きようと思ったのか
 
結末が見えないこの題を追っかけまわし
 
わたしが得たものは利を得るものではない
 
全ては負につながる毒ばかり
 
だけど愛しくもあり目障りでもあるもの
 
この毒を正面から見据えるたびに思った
 
それらの私の感情は
 
今はもうほとんどない
 
背負うとまではいかないが
 
追いかけ続けていきたかった
 
だけどわたしは
 
あの毒と向き合うことができなくなってきた
 
心底疲れてしまった
 
終りなどあるはずもなく答えが無数にある毒の正体
 
わたしは今その毒から逃げている
 
だから私の心は一定だ
 
動きが無いことに虚無感を感じるが
 
結局はどこにいっても不安定な心なのだ

人形

2003年6月3日
私の心は気づいた時には空だった
 
内に押し入る様々な感情が
そこにあった全てのものを押し流すように
 
心の痕跡は無い
 
最初からそこには何も無かったようにさえ感じられる
 
全ての言動や行動
そこから何かしら生まれる不安や恐怖
 
それに耐え切れずに決壊した感情を溜めた心
 
全てを流せば
もうそれらを感じずにすむと思っていたのだろうか
 
暗闇の中どこか一点を見つめるように
私の目は動かなかった
 
暗闇は果てしなく続く
一面が黒の世界
 
瞼を開けている事さえわからない
 
漆黒の世界
 
私はそこで
ただ
流された感情を感じている
 
頬を伝う微かな感覚を
 
この世界で感じている
 
決壊してからすぐに現れなかったこれが
心を修復し感情が溜まるにつれて溢れ出す
 
それが
 
私に二重の苦しみを与える事が分かったあの日
 
私は修復することを諦め
全てを流し
 
破壊した
 
だから私は
何も感じることなく
生きられると思っていた
 
でも
 
それはただの幻想で
現実は残酷だった
 
感じなくなったのは
喜びや楽しさだけで
逃れたかった
不安や恐怖からは
結局逃げられない
 
内にあるものは
 

 
そして
 

 
笑うことを忘れ
泣くことを忘れ
 
表情の変化は全くない
 
それが
 
人の形をしたものである私で
 
何も見えない世界で
心は何も感じずに
 
神経のみが残った器が
 
ただ
 
動いている
 
それだけだった

空虚

2003年5月31日
私は何を求め
 
何を求められたいのだろう
 
様々な情報や感情が網羅するこの社会で
 
私自身はとてもちっぽけな存在で
 
まるでいてもいなくても同じような
 
そんな風にさえ感じられる
 
いや
 
それ以前に
 
私はこの世界に存在しているものの
 
存在する意味があるのだろうか
 
私自身の自己意識のみの
 
ただ私が勝手に思うだけの
 
まるで一人相撲のような
 
意味の無い
 
意味の無い感情を抱き
 
この世界にいるとすれば
 
私は求めること以前に
 
求めらてさえいないならば
 
私が求めることはとても身勝手で
 
傲慢な感情を振りまき
 
勝手にその得られぬものに腹を立てる
 
ただの厄介者でしかない
 
この空虚な私は
 
ここで何をすればいいのか
 
生きることは何を示すのか
 
世界の住人の一人であることに何の意味があるのか
 
何故存在するのか
 
そう
 
私も含め
 
この世界に存在するものは一体何に基づき存在し行動するのか
 
私は
 
いったい

2003年5月21日
最近闇がますます好きになっている
 
闇ほど安定し安らかなものはない
 
目を開けても何も見えない空間
 
そんな所が大好きだ

これから

2003年5月20日
泣くな
 
笑え
 
振り向くな
 
進め
 
 
 
 
感傷に浸るのは
 
 
いつだってできる

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