ふう

2004年7月2日
感情のコントロールが自在になりつつあったあの時
 
私は戸惑っていた
 
文章を書く時に行う感情移入
 
それこそが私の唯一の力であり
 
私の思考を無差別に伝染させるものであったのに
 
私は自在になりつつある感情を
 
殺すことを願いはじめた
 
多くの感情を持つことで
 
様々な世界を持ち 様々な想いを抱く
 
すると私自身というものが
 
見えなくなる
 
自身の意見が見えなくなり
 
自身の想いがわからなくなり
 
そして無くなる
 
そう
 
今の私はほぼ全ての感情を消している
 
どんなことにも冷静で
 
まずでてくるのは感想ではなく対応策と分析
 
そのあとの取ってつけたような感想は
 
意味もなく流されていくような形
 
私は私自身をあの時から無くしたのだと思う
 
悲しみから逃れるために行ってきた前のめり思考と無心
 
多々ある感情から無造作に送られてくる悲哀
 
それらから形成された今の私
 
それは人という形をしたものにすぎず
 
意思をもつことができず
 
トラウマから抜け出すことができず
 
ただ目の前の物事に対処しているだけにすぎず
 
士気は消えた
 
私は自身のことを鬱がないと寂しくなるように感じはじめてから
 
きっと世間的な正常ではなくなってしまっただろう
 
異常であることを望みつつ
 
世間から孤立する事が怖い
 
死ぬ勇気もなく活きる気力もない
 
私はこの場から動くことができない
 
動き出すために
 
いくつかの道を考え始めているが
 
何にせよまたちがった私が形成されるのだろう
 
まだまだ終われない

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