うそつき

2005年8月12日
私はためらいもなく嘘をつける

人を安心させるため
人との深い関わりを避けるため
人を傷つけないため
人からの関心をひくため
人の傷を更にえぐらないため
人から心配されない様にするため

私はいつから自分に嘘をつくようになったのか

いつだって私の感情は抑制されてきた
常に理論と合理的な考えを通してきた

嘘をつくのが私にとって日常となり
胸が痛む事がなくなったころ

私は喜ぶこともなくなっていた

そんな私は欝という感情をどう捉えたのか
私は欝に浸り悦を得るようになった
後に残るものは無意味な傷

どうみられても私はある種の悲劇的主人公を
気取っていると捉えられるだろう

私自身そうなのではないかとも思う
だが止めることもできないし他人からの意見は求めない
私は私であると感じられることをしようとしているのだろう

本当に空虚だ

いつか子供のように残酷な程の正直者になる事はできるのか

うそつきは喜ぶ事もなければ傷つくこともないのではない
ただ鈍らせているだけなのだ
曖昧な世界だから正気でいられるのかもしれない

私は感情を不要と感じ今に至る
されどそんな私は活きてはいない

果てしなく空でしかない

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